子どもの「食」の安全を守る!農薬の除去方法

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子どもの成長に不可欠なもの。それは良い食事です。便利な世の中になり、いつでもお手頃価格で野菜や果物が手に入るようになりました。その時に何を基準に選んだら良いのか分からない方は多いのではないでしょうか・

わたしは中国産が安くて、買おうか悩んじゃうんですよねー(;ω;)

食事は基本的には1日3食毎日行うもの。その中に毎日取り込む栄養の中に「毒」があると取り返しのつかない被害が出る恐れがあるので、今回の記事の情報を知ると知らないでは大違いだと思います。

紹介する内容は今日からできるものばかりなので最後まで読んでみてください。

この記事では高級スーパーで売られているような有機野菜を買おう!という話ではなく

今までと同じ食材を工夫ひとつで安全に食べることができるように、残留農薬の落とし方や安全な食材の選び方をお伝えしていきます。

残留農薬

まず、農薬がなぜ使われるのか?について考えていきます。

結論、野菜があなたのもとに安く届くように。です。

ほんとんどの方はなんとなく分かっていると思いますが、野菜や果物を作っていて弊害となる虫食いと雑草による被害を、農薬で防いでいます。

そうやって農薬で野菜たちを守ることで

供給が増える→価格競争が起こる→野菜が安くなる

という構図ができ、あなたも野菜をお手軽に食べることが出来るということです。

このように農薬が一概に悪者ではないということはご理解ください。

需要と供給については、お笑い芸人のキングコングの西野 亮廣さんが『お金のことをきちんとしろう。』という記事を書かれているので、そちらを読んで頂くと分かりやすいと思います。

『お金』のことをキチンと知ろう

https://note.com/entamelab/n/n860341ff24b2

とは言うものの、農薬の健康被害があるのもまた事実。なのでキチンと対策して頂ければと思います。

先ほども言いましたが、農薬は市場への安定供給を考えた時には必要かもしれません。

しかしながら残留農薬の人体への影響は発ガン性、遺伝毒性、催奇形性(奇形がある子どもが産まれる可能性)などの不安が考えられます。

では安全に食べるにはどうしたら良いかを紹介します。

食品表示を見て選ぶ。

現在日本ではJAS法により生鮮食品の野菜、果物に原産地表示が義務付けられています。

それを利用して選びましょう。

具体的には

原産地のエリアがより狭いものが良いです。

「○○産」より「○○産」が良いということです。

より狭いエリアを示しているということは、抜き打ち検査をいつされても平気ですよー(^ ^)と宣言していると解釈できるからです。

有機農産物かどうかを見分ける方法はただ1つで、「有機JASマーク」がついているかどうかを見てください。パッケージには「有機栽培野菜」と表示されているのに有機JASマークが付いていないものはあまり信用しないほうが良いかと思います。

「正規のルイヴィトンのバック」とパッケージでは謳っているのに、証明書は付いていない。みたいな感じです。

ここで冒頭でのわたしの悩み。海外産についてお話しします。

アメリカでは有機塩素系農薬が散布されていたりと、日本で禁止されている農薬を海外では使用していることがあります。

輸出する際にポストハーベストと言われる防カビや防腐効果がある農薬を使用しており、通常の農薬より100倍濃い濃度で散布されているとも言われているため、要注意です。

ポストハーベストについては下記をご参照ください。

https://www.natural-coco.jp/life/nogyo/2008/05/post-3.html

またオーガニック表示はCODEX(国連食糧農業機関と世界保健機関の合同組織)が決めた基準に適したものだけに表示マークが許可されるため、日本の有機と同じとみなして良いです。

旬のものを食べる。

当たり前のように聞こえ得るかもしれませんが、結構重要です。

現在は農業の発達によりいつでも野菜が食べられます。それはハウス栽培などの技術が発展した賜物だと思います。

しかし一部のハウス栽培の野菜の中には露地栽培と比べて、農薬が霧散せず残留することと、紫外線による農薬の分解が弱いという理由で農薬が濃くなるということがあるので、なるべく露地栽培でできた野菜を選ぶという対策はありなんじゃないでしょうか。

下処理を正しく行う。

農薬は皮や外葉など外側に多く残留します。正確には表面を覆うクチクラ層という部分に残留します。このことを頭に入れ、下処理をしていただければと思います。

だいたい野菜のカテゴリー別で下処理の仕方がまとめれそうだったので、カテゴリー別に紹介します。

厳密に言うとその野菜ごとに下処理は違いますが、各家庭で全部を覚えて実践するのは難しいと思ったので、要約して紹介します。

もし詳しく知りたい方はこちらの本を読んでみてください。

葉野菜

基本的な処理としては

  1. 外側の葉を捨てる(結球野菜の場合)
  2. ざるでふり洗いを5回
  3. 5分間、流水に水に浸す
  4. 1〜2分茹でる

を行いましょう。料理によって使い分けが必要ですが、基本的にはこれです。

これが面倒な方は5分程水に浸し、ふり洗い。

これだけでもやってください。

根菜

  1. 流水でスポンジを使ってこすり洗い
  2. 皮は剥く
  3. アクがあるやつは抜く

面倒と思ったあなたもこすり洗いだけはやったほうがいいです。

果菜(トマト、ピーマン、ナスなど)

  1. こすり洗い

以上!

細かく言うとトマトであれば湯むきなどありますが、とりあえずこれ!です。

詳しく知りたい方はリンクで紹介している書籍を読んでみてください。

茎菜(ネギ、モヤシ、セロリ、ニラなど)

  1. 流水で5分浸す

以上!

花菜(ブロッコリー、カリフラワーなど)

  1. ボールに水を溜め、茎を上にしてコマを回すように回しながら洗う
  2. 小房に分けて茹でる

ブロッコリーの栄養素は水に溶けるものも多い為、心が痛みます…が!身体に害があるもの食べては元も子もありません。

果物編

  1. 流水でこすり洗い。
  2. 皮を剥く

だいたいこの2つを行うと良いでしょう。

皮に栄養が多い。とよく言いますが、有害物質も皮に多い。ということも知っておきましょう。

特に輸入の柑橘類には防カビ剤が多量に使われていることが頻繁にあるため、こすり洗いと皮を食べない。を徹底した方が賢明です。

ちなみにバナナは軸元から1㎝の果肉に防カビ剤や防酸化剤が染み込んでいることがあるそうです。

まとめ

  • 農薬は安定供給には必要
  • 人体へ有害性があることは確認されているため、正しい対処を知ることが必要
  • 食品表示を見て選ぶ
  • 農薬は外側に多い
  • 「よく洗う」が基本

繰り返しにはなりますが、水溶性の栄養素がもったいなく感じますが、背に腹は変えられません。十分な栄養素を撮ろうと思ったら、少し高いお金を払ってでも有機野菜を購入することが良いのかもしれません。自家栽培をするのも、子どもの食育にもなりますし良いかもしれませんね。

いずれにせよこの記事を通して、安全に考慮した食生活を送っていただければと思います。

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